ランウェイは、スマートフォンの中へ

ファッション映画が描いてきた憧れの場所は、いまどこにあるのだろうか。かつてそれは、雑誌編集部であり、レッドカーペットであり、限られた人だけが立ち入ることのできるランウェイだった。

映画『プラダを着た悪魔2』の公開に合わせて発表されたSamsungのグローバルコラボレーションは、その場所がいま、スマートフォンの中へ移動していることを示している。

キャンペーンの中心にあるのは、劇中でヘレン・J・シェンが演じるジンが登場するカスタムコンテンツ。ジンはGalaxy S26 Ultraの「かこって検索」を使い、ミランダ・プリーストリーからの急な要求に応える。映像はSamsung Newsroom Japanで公開されており、『プラダを着た悪魔』らしい緊張感とスピード感の中に、検索という日常的な行為が自然に組み込まれている。

ジン役のヘレン・J・シェンがGalaxy S26 Ultraを手にし、ミランダの無理難題に応える

コラボレーションの一環として、ワールドプレミアのレッドカーペットにも特別な撮影体験が登場した。セレブリティたちの姿をスマートフォンで撮影し、映画のような映像感とSNS投稿に適した仕上がりを両立させる「RunwayCam #withGalaxy」を展開。ファッション映画の華やかさを、スクリーンの外へと広げる試みである。

セルフィーを撮るヘレン・J・シェン
ワールドプレミアのレッドカーペットに設置されたRunway Camブースで、セルフィーを撮るヘレン・J・シェン

2006年に公開された『プラダを着た悪魔』が描いたのは、ファッション誌「Runway」の編集部を舞台にした、仕事、野心、スタイル、そして圧倒的な編集長のいる世界だった。あの作品の中心にあったのは、紙の雑誌であり、編集部であり、限られた人だけが入ることのできる閉じた場所だった。

20年を経て、そのランウェイはスマートフォンの中へ移動している。検索し、撮影し、共有すること。かつて編集部の中にあった選択と判断の行為は、いまや誰もが手のひらの上で行うものになった。

今回のコラボレーションは、単なる映画プロモーションというより、ファッション映画の記憶を現代のテクノロジーとライフスタイルへ接続する企画といえる。レッドカーペットの熱気も、ミランダの無理難題も、いまは画面の中で再編集されていく。

映画『プラダを着た悪魔2』は2026年5月1日に公開され、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチが再集結している。

Information: Samsung Newsroom Japan
Images courtesy of Samsung Electronics Japan